キタQがれき焼却24時!

北九州市を始めとした、強引で不誠実ながれき焼却と広域処理に疑問を持っています。宇都宮けんじさんファン(*´∇`*)

北九州市放射能瓦礫受入れ問題

テレビが無視した市民の声

さよなら原発!北九州2013

3月10日に勝山公園にて開催

橋下市長、がれき受け入れ説明会

強制終了。住民の質問に答えず

北九州市モニタリングポスト(MAR-22)測定値上昇について日立アロカメディカル株式会社からの報告書

最近のがれき焼却や放射性物質関連担当は、イメージ悪化を恐れてか「北九州市」から「福岡県」にスライドした模様です。

福岡県知事殿

モニタリングポスト(MAR-22)の測定値上昇について

 

2012年11月12日

日立アロカメディカル株式会社

品質保証部

計測システム技術部

 

北九州局(八幡総合庁舎:北九州市八幡西区)のモニタリングポスト(MAR-22)が平成24年10月11日から11月6日までの期間におきまして、空間放射線量が0.01マイクロシーベルト/時上昇するという機器の不具合が発生しました。事象内容を検討した結果を以下に記載いたします。

 

1.事象の発生について

平成24年10月11日に装置の点検を行い、この際通信ケーブルを交換いたしました。この事がきっかけとなり、装置性能の精度管理の目的で組み込んでいる機能(以下『補正機能』という。)が誤動作し、測定値が実際の値よりも高く表示されたものと推定致します。

 

2.本事象がなぜ発生したのか

モニタリングポストは入射した放射線のエネルギーを検出し、そのエネルギーを基に放射線量率を計算しています。

  1. 装置内部の通信に関わる部品(ケーブル)の不良によりノイズが発生し、ノイズによる異常なピークがスペクトルデータに発生しました。(図1)
  2. この異常ピークを基準ピーク(40Kのピーク)と誤認識することにより、実際には発生していないずれ(基準ピークの位置が本来あるべきところにない)と認識し、補正機能が働きました。(図2)
  3. 図1の場合、異常ピークの位置を本来の基準ピークの位置に補正する様に動作し、検出器にかける電圧を高くします。(図2)
  4. 電圧を高くすることにより、スペクトルがエネルギーの高い方へ移動し、その結果エネルギーを基に算出する空間放射線量率は高くなります。(図2)
  5. この現象(1〜4)が繰り返し働いた為、徐々に測定値が上昇したものと推定致します。

 

図1

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図2

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3.対応について

本事象は、不良ケーブルからのノイズにより発生したものと推定されるため、新たにケーブル交換を実施しました。

再発防止に向けデータの解析の上、対策の検討を実施しています。以上

 

添付資料1

•異常ピーク発生時のスペクトルデータ

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補正機能について

補正機能とは天然に存在するカリウム(40K)のピークを監視することで装置性能の精度管理を行う機能です。(機能フロー図 添付資料3参照)

補正機能は誤動作の防止として、下記の判定を行っています。

  1. (40K)のピークずれ許容範囲外であるか
  2. 高圧(HV)許容範囲内の確認

しかし、今回の事象ではこの判定内に収まった為、補正機能が動作したと推定致します。

 

添付資料2

(40K)を用いたゲインの補正機能について

•機能フロー図

動作の概略動作は下記フロー図の通りです。

カリ補正とは天然に存在するカリウム(40K)のピークを監視することで装置性能の精度管理を行うための機能です。

※HV:放射線検出器に印加する高電圧のこと。

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添付資料3

装置内部のケーブル交換作業

 

図-1:装置写真

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図-2:装置内部拡大写真

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